初めてのナイターが期待よりも遥かに楽しかった話。

私はスポーツにあまり興味がない。

どちらかというと嫌いかもしれません。

運動音痴だったため、子どもの頃から体育の授業がとにかく億劫で。

ドッジボールの球から逃げるのだけは得意だったのですが、逃げる癖が染みついてしまったせいでバレーボールもバスケットボールも球を取りに行くことができず、球技大会の日はクラスに迷惑をかけてしまうため休みたくて仕方がなかったものです。

野球なんて、小さくて速い球が及ぼす圧力は如何程のものかと想像したら怖くて怖くて、どうしてこんな危ないスポーツを好きな人がたくさんいるのか信じられないと思っていました。

 

そんな私が「ナイター」という単語を初めて知ったのは、子どもの頃に大好きだった映画「時をかける少女」で主人公の真琴が行きたいと言っていたのがきっかけす。

劇中では真琴がナイターに行くことは叶わなかったため、私もナイターがどんなものか知らずに今まで過ごしてきたわけですが。

先日、初めて行ってみたところ、期待よりも遥かに楽しい時間で、とはいえやっぱり自分から行く機会はなかなかないかなと思ったりしているので(笑)、貴重な思い出をブログに書き残しておこうと思います。

目次

どうして私がナイターへ?

一言で言うと「なんとなく興味が湧いたから」です。

もっと詳しく言うと、社内のslackにて、仲良くなりたいな~と思っていた同僚がこんな投稿をしていたのが目に入りまして。

【ゆる募】神宮球場の風に吹かれながらビールを飲もうよの会
せっかくの夏なので神宮球場に野球見に行きませんか:野球:
仕事終わりに野球を見ながら飲むビールは最高です!
当日は花火も上がるので、野球が好きな方もそうでない方も夏を満喫しましょう:打ち上げ花火:

「仕事終わりのビール」「花火」「野球が好きな方もそうでない方も」というキーワードにまんまと釣られました。

広報目線で見るとなかなかセンスのある投稿だなあと称賛の気持ちです。

 

ついでに言うと、夫から「今年は花火大会あるみたいだから何か一緒に行かない?」と誘われた数時間後に「ごめん、土日の予定埋まってて無理そう」と言われたことへの腹いせに夏を満喫したかった気持ちもあり。笑

気づいたら反射的に「参加したいです!」と主催者にDMを送っていました。

引きこもりに見えて実はフッ軽なので。

いざ当日!

というわけで、金曜日の仕事終わりに会社の人と6人で神宮球場へ!

神宮球場といえば、私の大好きな乃木坂46の聖地ですが、まさかライブより先に野球の試合を観に来ることになるとは。

方向音痴の私は現地集合だと迷子になる自信しかなかったので、普段はフルリモートにも関わらず、みんなと一緒に行動するためだけにその日は午後(といっても球場への出発30分前)出社しました。

 

球場につくと、早速ツバクローとツバミちゃんがお出迎え。おおお。

平日夜にも関わらずこんなに人がたくさんいるのかと驚き、人混みが苦手な私は若干しり込みしつつも、会社の人たちとはぐれないように恐る恐るついていきまして。

「もしかしたら使わないかも…」という同僚の発言の意味がわからず、もしかしたらどころかどこで使う機会があるのか全くわからない私も、流されるままみなさんと一緒に傘を購入。

ピンク(好きな色)×桜(好きな花)を見つけて満足。女子ウケもわかっていらっしゃる。

仕事終わりのビールは美味い!!

席に着いた頃には正直もう疲れたなあという気持ちながら、参加メンバーのうち主催者を含めた4人とゆっくり話すのはほとんど初めてでして。

試合の展開に目もくれずお喋りをしていたら1回表裏が終わっていました。

※子どもの頃に父と兄が野球にハマっていた影響で最低限のルールくらいは理解しています。

 

そんなとき、通路を通ったお姉さんに声をかけ、待ちに待った、ビールです!!

ふおおおお。

今どきのお姉さんは、缶ビールを配るのではなくビールサーバーを背負っているのですね。

夕暮れ時のこの景色で生ビールが飲めるというのはそれだけでエモいかもしれない。

一口目の感想はもちろん、

「うま~~~~~~!!!」

 

仕事終わりに飲むビールは最高ですが、シチュエーションも相まって、過去最高に美味しいビールだったかもしれません。

いや~本当に美味しかった。

2杯目を飲む頃には外が暗くなっていたというのもまたエモいですね。

(飲みかけの写真ですみません)

2回裏で傘の出番!?

主催者である同僚が推しの登板でタオルを掲げているのを横目に、ビールとお喋りと、買って来たおつまみを楽しんでいたら!

客席からの歓声で、どうやら味方に点が入ったらしいことに気づきます。

今が使い時だと教わり、慌てて傘をバッグから取り出し、周囲に合わせて振ってみることに。

おおおおおおお。

客席一帯で掲げた傘が、球場のライトに反射して、綺麗!

これまでは、テレビの画面越しに選手がフォーカスされた映像でしか野球を観たことがなかったので、生で見る客席の景色がこんなに圧巻だなんて知らなかったです。

一緒になって傘を振るのも楽しかったー!

5回裏での花火!!

「これから花火ですよ!」

そう言われて、気づくといつの間にか5回裏が終わっており。

今年初めてどころか、数年ぶりに生で見た花火はとっても感動的で。

こんなに近くで、座ってビールを飲みながら花火が見れるなんて、それだけで最高じゃないですか。

主催者の予告通り、まさに夏を満喫した瞬間でした!素敵な企画に感謝!!

スポーツ観戦というエンタメの舞台裏が気になる

と、素直に興奮しながら、スポーツという枠に留まらない野球の試合におけるエンタメ性や、それによる集客の工夫、会場内の広告でどれだけのお金が動いているのか…なんていうことを考えたり。

大学からアートマネジメントを研究する者として大変勉強にもなった時間でした。

数時間の試合中、ハイトーンを当て続ける応援団のトランぺッターも凄かった…果たして何者でしょうか。

推しが推しを推している姿は尊い

今回の主催者であり私が密かに推していた同僚が隣の席で、その人の推しであるオスナという選手が登板するたびにタオルを掲げていたのを微笑ましく眺めていたのですが。

なんと7回裏、オスナが2ランホームラン!!

 

その日一番の高揚を見せる同僚の姿はとても輝いていました。

推しが推しを推している姿は、尊い。

その頃には私もすっかり試合に夢中になっていまして、一緒に傘を振るのも楽しかったです。

可愛いは正義

余談ですが。

この日、同僚は推しのことを「かっこいい」ではなく、終始「可愛い」と言っていまして。

その気持ちは本物だと感じ、それがまた、私が同僚のことをさらに推したくなるポイントとなりました。

これは私の持論ですが、かっこいいには飽きが来る可能性があるものの、可愛いには飽きが来ないので、可愛いは正義だと思っています。間違いなくないですか。

まあ、人それぞれの言う「可愛い」に込められた真意にもよりますが。

 

とにかく、この日は推しが推しを本気で推している姿を間近で見れてとても嬉しかったです。

会社では見ることのできない最高の笑顔でした。

素敵な夏の思い出に

その後も点が入り、10対2の見事な快勝!

勝利したときにしか見られないという、チアガール達の見事なパフォーマンスもあり、活躍した選手へのインタビューもあり。

興奮冷めやらぬまま帰路につきました。

 

この日をきっかけに会社の人たちと少し打ち解けられたのも嬉しかったです。

素敵な夏の思い出をありがとうございました!

  

それでは♪

あずり

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